「ビートゥギャーザ！ビートゥギャーザ！お〜ど〜る〜よ」
CSでやっているらしいオカルト番組の映画化。なんでそんなもの映画化したんだ！っていうツッコミはきっと正解なんだと思う。
前半はオカルト＝オワコン説を覆すべくオカルト三銃士が擦りに擦られたネッシー・ノストラダムス・超能力に関する新説を検証、後半は彼ら自身の人となりに迫る『プロフェッショナル 仕事の流儀』的ドキュメンタリーという謎の2部構成である本作。
何よりもびっくりするのがレイトショーだろうが何だろうが一律1800円という料金設定。それは"本来の用途目的以外の使用はしないで下さい"という注意書きがパッケージに記載されたスプーンが付いてくるからだ。で、このスプーンは何に使うかといったらユリ・ゲラーの力を借りて曲げるのである。
エンドロール後、彼の「マガレ…マガレ…」に合わせて観客全員が一心不乱にスプーン曲げに興じるという実にシュールなあの光景は生涯忘れることはないだろう。そしてパッと電気が付いた瞬間に劇場内に謎の笑いが巻き起こるあの幸せな感じも。あんな風に劇場が一体となるのは『カメラを止めるな！』以来だった。
ということで今日はすごく貴重な映画体験ができたわけなのだけれど、ただ残念ながらスプーンは曲がらなかったので"本来の用途目的"として今度カレー食う時にでも使います。
ガイア理論によると日本各地の湖はネス湖化しているらしい。そのうちよく釣りに行く琵琶湖あたりもネス湖化されるだろうし、もしミス・ネスコに会ったらアミーゴの曲を聴かせてネッシーの秘密を教えてもらおうと思います。
