カリオット

ジェネレーション・ウェルスのカリオットのレビュー・感想・評価

4.4
夢中で見入った。競争の激しい資本主義、超消費主義の世界で、本当に大切なものとは。
様々な境遇の人達が出てくる。中にはまさにアメリカンドリームの体現者で、望むもの全てを手に入れてきたような人もいる。しかし、彼らはどこか空虚にうつる。一人一人から学ぶものがあった。
この異常な世界で、常に不安を掻き立てられ、消費を諭される。どこにいても追い詰められているような気分だ。
ああお金は万能ではないし、全てのものは買えない。お金、富は決して幸せにはしてくれない。この世界に惑わされて自分を見失わないよう、現代人への警鐘を鳴らす作品であった。本当に見て良かった。
カリオット

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