クラシカルな雰囲気でアガサクリスティ作品を思わせるミステリー。
ダニエルクレイグ演じる探偵のちょっと抜けた独特な雰囲気に、莫大な財産を一代で築いたカリスマの死とその強欲な一族たちっていう王道な設定。そこにマルタの関わり方が新鮮で、嘘をつけない設定が面白かったです。
細々と散りばめられた伏線がきっちり回収されて、カップのセリフが最後にグッとくる。小道具使いが楽しい良作でした。
クリストファープラマーが存在感あり過ぎて、真実にもう一捻りあるのかな?って途中ヒヤッとしたけれど、最後まで友情が裏切られることなく終わったのにほっと一息。このミステリーの終わりはこれで良し!です。