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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密のreifのレビュー・感想・評価

4.5
徹頭徹尾、クラシックなミステリーを踏襲した上で、トリックで勝負する姿勢が好ましく、感心します。ミステリーはネタ切れなのか、堂々としたのは作りにくい時代。ニーズは絶対あるのに。という自分は「殺人事件」に何の興味もありません。人は殺されなくても死ぬ。この話は移民問題や普通?の米国人の隠蔽された差別意識が露わになる「状況」を作り出すのが秀逸でした。インスタグラマーのおばさんは『ヘレディタリー』の人だな。『ブレードランナー 2049』のホログラム彼女がナースですよ! お注射しますよ。かわいいな、旬ですね。クリス・エヴァンスが出てきた時点で、潜在的に重要でないはずがなく(ギャラ的に)、役柄は不良の坊ちゃん。うーむ、あんた何歳や…。そんなボンクラやる年なんか?と違和感アリアリ。画として、尋問の背後に置かれた光彩の存在感が凄く、何かと思ったらタイトルのナイブズでした。なるほど!
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