なおスコア高め

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンのなおスコア高めのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

“神様が微笑みながら砂糖菓子をばらまいた”
だったかな?
何て素敵なの
その表現に一目惚れしたオープニング

みるみる叔父の言うなりになって行くデカプリオに
観ている方は、
絶対にウソだよ!利用されてるだけだよ!って必死で思うけど
ああなると、もう洗脳みたいなものなんだろう
叔父が“静かに”していて欲しい人を排除するように指示されて
撃ち殺し、爆破し、毒を盛る
最愛の妻・モリーにまで

車に乗せた出会いから、アプローチして、
帽子をプレゼントされて、初めて家で食事をごちそうになる辺りの流れが好きだった
叔父にけしかけられた面もあったかもしれないが、お互いに惹かれていく感じが確かにあって
金目当てのコヨーテね、とモリーに言われ
悪びれもせずに答えた、デカプリオの屈託の無さ
その夜、雷の鳴る中で⚡
モリーと2人、嵐の過ぎるのを静かに待つシーンがすっごく好きだった

妻と子どもたちを心から愛しているのも、本当だったと思う
人は自分以外の人にコントロールされ続けると、矛盾としか思えないようなこともしてしまうのかな
その最中にいると、それしか選択肢がないように思えてしまうのかな

元々の家族全員を殺されたモリー
夫のことを許せるとは思えないけど
もし、最後のあの質問にデカプリオが正直に答えていたら何か変わったのかな
どうだったんだろう

これがノンフィクションなのかー、と心が重い
追われ、逃れた先の土地でたまたま石油が出たから桁違いに裕福になったオセージ族
彼らを追い出しておいて、金目当てに近寄り、挙げ句の果てには殺したんだ
酷い話だ

観終わって色々と調べてたら、原作の一部がネットで出てきて
読んでたら急に思い出した
この本、知ってる!絶対にウチにある!
本棚を捜索したら、ありました
5年前には読み進められなかったこの本が、映画を観てからだととっても分かりやすい✨
買ったことも忘れていたし、映画とちっとも結び付いていなかったけど
花殺し月の殺人📕を枕元にセットした今夜は、何だか嬉しい