ただひたむきに地球外生命体からの信号を数学的に解明しようとする天才学生の物語。
めちゃくちゃ専門用語出てきて訳わかんなかったけど、デレクがひとつひとつ宇宙人からのメッセージを解読していく体験はワクワクが止まらなかった!
低予算ながら『メッセージ』『未知との遭遇』を彷彿させる良作SF。地球外生命体への探究心とロマンを感じました。
教授役のジリアンアンダーソンの声が好き笑
(以下ネタバレメモ)
◆FSC(微細構造定数)
πみたいな自然定数で”神の数字”と勝手に解釈しました笑
ここからも人類文明を超越する存在がいる「希望」と「探究心」がテーマかなと。友人や試験そっちのけで情熱を注ぐデレクの様もそのもの。ナタリーとベンチで会話するシーンは彼のオタク度にロマンチックさを感じたほど。教授とのやり取りも良かった。
◆アレシボメッセージ
1974年にM13へ向けて発進した1679bit(23×73)のメッセージ。片道2万年以上の交信なので、返事はいつなのでしょうか。
でも、今作でも同じような手法が使われて頭の中で色んな妄想が浮かびました!笑
50年前に地球を経ったメッセージを解読する知的生命体がいるのか、はたまた超高度文明によって明日にでも返信が来てしまうとか...
◆カルダシェフスケール
宇宙文明を1(惑星)、2(恒星系)、3(銀河)の三段階に分類する考え方。人類文明は地球のエネルギーを全て利用できるほど発達してない”0.7”だそう。
人はそもそも”1”にすら到達できないのかも知れないけど、それを外部の文明から学べる可能性を示唆していたのは、やはりロマンを感じます。スピルバーグ監督をはじめとする宇宙人への楽観的解釈は割と好きですね。
(2020-200)