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サブリナ -人形の悪夢-のhorahukiのレビュー・感想・評価

サブリナ -人形の悪夢-(2018年製作の映画)
3.4
ハゲ時の衝撃!!

クソキモ人形サブリナさんを大量生産するというとち狂ったことをしでかしたのに、それが大ヒットして爆売れするという国民による謎の支持。まさに数の暴力。キモいと思ってしまった私の方がとち狂ってたのか…と一瞬言いくるめられそうになるインドネシア産人形ホラー。いや、やっぱりキモいでしょ!!

しかもですね。完成品には髪の毛があって、まあそれなりに見れなくもないのですが、製作途中でまだハゲ状態のやつが時々写ったりするのです。その破壊力がマジでとんでもなくて鳥肌立った…😱

展開は前作、前々作と基本的に同じ。呪われた人形が家族内を掻き乱す→霊能力者登場→みんなで物理対決。そして、地球最強なのではないかと勝手に思ってるインドネシア人たちのタフネスの高さを今作でもこれでもかと見せつけてくる。

腹と肩と背中を刺された直後でも全力疾走なんて当たり前。最初の方は腹を押さえて痛がるフリをしてたけど、途中から一切傷口なんて気にしない。その状態でアクション映画ばりの物理戦を展開するという…。もちろん元特殊部隊でもなんでもない一般人。流石インドネシアン!!『ザ・レイド』を生んだ国は伊達じゃない!

物質的豊かさで寂しい心を癒そうとする『チャイルド・プレイ』オマージュ。グッドガイ→サブリナに変更した以外はかなり似通った出だし。そして、そこからはこのシリーズお決まり展開。毎度毎度ほぼ同じようなことを繰り返してるってのがある意味凄いと思う。でも水戸黄門的な様式美を楽しむ感覚で普通に楽しめた。

多層的空間を認識される上からの構図。カメラの右回転と左回転を意図的に絡めた心情表現だったり暗示だったりとなんやかんや面白かった。
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