takanoひねもすのたり

ヨコクソンのtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

ヨコクソン(2018年製作の映画)
2.8
「妊娠したの私を正妻にして♡言うこときいてくれないと秘密をバラしちゃう♡」
とおねだりしたら
「妓生がふざけるな」
と男の逆鱗に触れてしまい拷問死した女の恨みが一族に襲いかかるオカルトホラー。

イザベラ・バード(『日本奥地紀行』の人)にして「吸血鬼」と言わしめる貴族階級の義務を全く果たさなかったことで有名な韓国の特権階級の身分・両班。

その屋敷に嫁入りした身寄りのない娘オク・ブン(ソン・ナウン)
しかし初夜に夫が怪死、追い出されそうになるものの懐妊が判明、屋敷に留め置かれる。
しかしそこは悪鬼が巣食う場所だったというテイ。

黒ゲロ、血ゲロの勢いがホースの噴射並。 
冒頭から終盤までコンスタントに死体が生成されるが全くグロくない。
音で驚かすびっくり系、あと画面がぐるぐる回転しだしたり、ででででーっと地面から迫ってくるような演出がとられているが何処となく古臭い(2021年の作品にしては)

退魔の役目でロン毛の巫堂が登場し、いろいろと忠告したり御札を作ったりするけれど、序盤の小豆(小豆の赤が魔除けになる)をぶん投げるシーンの後は後半まであんまり派手な活躍がない。
 
巫堂「ここは危ない早く去ったほうが良い」
ブン嫁「無理です」
この繰り返しが多い。

インパクトがあったのは、ミミズ麺のシーン。
ミミズ食ってる……食ってるよ……おげぇえええええ😱

ラストのオチも、素直というか捻りなく(あ、やっぱりね)という感。

それぞれ微妙なキャラクターばかりが揃い、結果そんなにおもろしくないという……笑