このレビューはネタバレを含みます
クロエジャオ氏の映画を観るのはエターナルズ以降2作目となる。
物語の起伏や音楽で盛り上げるのではなく、淡々とドキュメンタリータッチで男の生き様を追いかけていく。
純度の高いリアルカウボーイ、リアルライフな作風に度肝抜かれた。
「夢を諦めるな」
「ロデオじゃなくても冒険はできる」
夢と現実の狭間で葛藤するブレイディの哀愁漂う表情は、人生そのものを生きた当人の心情をストレートに表現するものであり、演技なのか自然体なのか分からない程に違和感がなかった。
短い2時間という枠の中、映画というフィルターを通す事で新たな価値観を得るような人生の追体験ができるけど、この映画はまさにそうだと言える。