風来坊

アウトロー 咆哮の風来坊のレビュー・感想・評価

アウトロー 咆哮(2018年製作の映画)
2.5
名うての英国海兵隊員のジェイク。しかし、ある任務での失敗により自責の念に駈られ除隊。その後は自暴自棄の生活を送っていた。そんなある日、幼なじみのジェイドが陰謀にに巻き込まれている事を知り、ジェイクは彼女を救うために立ち上がる。イギリス製のアクション映画。

監督、脚本、主演の三役をこなす主演のアダム・コリンズさんは実際に英国海兵隊出身らしい。確かに肩幅が広く身体も引き締まっている感じ。顔も渋めのイケメン。「ミッションインポッシブル フォールアウト」にも出演しているらしい。まだ観てないので知らんけどですが…。

監督、脚本、主演に奔走する映画は、その気合いが良い方向に向かう場合と悪い方向に向かう場合にハッキリ分かれますが、この映画は明らかに後者ですね…。完全にアダム・コリンズさんの自己満足映画になってしまっています。

とにかく自分をカッコよく映そうと必死!プロモーションも兼ねているのかも知れない。無駄なシーンが多くてテンポが悪い…。1つ例を上げるなら冒頭任務に失敗して自暴自棄な生活で事足りるのに、どうでもいいシーンを挟み過ぎ。

本来任務に失敗する事件は序章がのはずで、自暴自棄になって立ち上がるのがメインなのに序章が長過ぎる。序章に一時間近く掛けるとか意味わからん…。いざ彼女を守る為の戦いのはずがここでセックス勃発…。ここで!?絶対要らないわ( ゚Д゚)

単純な私怨の話しなのに、詰め込み過ぎというか非常に回りくどく散らかってしまっています。銃撃戦をメインにアクションシーンが多い映画ですが、グダグダしていてメリハリがなくあまりテンションが上がらない。それでも敵の本陣に乗り込むクライマックスはそれなりに迫力があります。

銃火器のリアルさや銃撃戦にはこだわりを持っている感じでそこは良い。ただ予算の都合上やりたい事を完全には表現出来てはいない模様で着弾とか所々ショボい。英国海兵隊出身は伊達じゃなく銃の構え方とかカッコいい。

アクションシーンはそれなりに見所はあると思うので、ストーリーそっちのけでアクションを楽しむ映画かなと思います。皆さん酷評ですが…B級アクション映画としてはまずまず観れた映画でした。
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