ハセベコユキ

The Strange Thing About the Johnsons(原題)のハセベコユキのレビュー・感想・評価

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すごいスリルあった。
アリ•アスター監督作品のショートフィルムではこれが1番好き。

初期作品ながら、らしさ全開で不気味さ、緊張感、不安感が詰め込まれた30分間

父はどうしたら良かったのか、母はどうしたら良かったのか、息子はなぜあの様になってしまったのか色々考えさせる。絶望感の中、どうすれば正解だったのかと考えてグルグルするこの感覚は、現実と似たところがあって面白い。

繭男の意味を考えていた時に見た精神科医の方のレビューが面白かった。過去に担当した同じようなケースの家庭が、どんどん外部が入れない様にバリケードが作られていく様が繭の様だったそう。

卒業制作って聞いたけど、このクオリティなんてすごい。この頃からアリアスターらしさ満点だったんだな。