もとまち

プラスティック・ナイトメア/仮面の情事のもとまちのレビュー・感想・評価

3.7
ミステリー作家の蘇部健一が、オチで「腰を抜かすほど驚いた」とどっかに書いてたドンデン返し系サスペンス映画。交通事故で記憶を失った男が、自らの過去を探るうちに不可解な事件へと巻き込まれていく...という至極ありがちなストーリーだが、中々に面白い。ほどよいB級感というか、火サスっぽい雰囲気が肌に馴染む。激しいカークラッシュで幕を開け、中盤には林を突き抜ける派手なカーチェイス、そして最後はしっかり大爆発で締める! ベタなりに娯楽映画としての見せ場を手堅く盛り込んでくるウォルフガング・ペーターゼン。良い。しかしラストの真相は途中で読めてしまってあまり驚けなかった。ドンデン返しって聞くとああだこうだ予想してしまうのでどうしても純粋な気持ちで見れないのが悔しい。オチの見せ方自体は良かったんだがな。著作に似たようなトリックあった気がするし、確かに蘇部健一は影響受けてる。
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