ティラノサウルス

Fukushima 50のティラノサウルスのネタバレレビュー・内容・結末

Fukushima 50(2019年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

故郷ではないのだけど、想い入れの強い福島県。
実際に体験したわけではないのだけど、未だにあの津波のシーン(波が引いていく所)とかに恐怖を感じる。
電力自由化の時代で、沢山電気を使う時代。
原発は、沢山電気を作ってくれる代物。
だけど、映画最後に言っていた…自然を舐めていなのかもしれないね。
日本は地震大国だということ、海辺に作れば津波がくるかもしれないという事を考えてなかったと思う。
そこで守った現場の人達は本当に素晴らしいと思う。自分だったら怖くて逃げたくなる。
ただでさえ、震度弱い地震でも布団に潜る程度なのに。
どうして総理が来るまで待たなきゃ行けないのか。
確かに上層部は指示を的確にしないとダメだし責任取らされる立場でもあるけど
現場があっての指揮官だと思う。現場の意見を聞くべきだ。
自分も現場側の人間なのでめちゃくちゃ共感する所多々。
自分の住んでいる所も近県に原子力発電所がある。果たして、東日本大震災を経験しているからこそ原発はあっていいものなのか。
もし作るなら100%の対策は取れるのか?考えさせられる映画だった。
チェルノブイリみたいに地元を失ったままの人達が今もいる事も悲しい。
でも、チェルノブイリの倍以上の被害にならなかったのは被爆も恐れずに戦った現場の人達のおかげ。本当に救ってくれてありがとう。