鮭茶漬け

オオカミの家の鮭茶漬けのレビュー・感想・評価

オオカミの家(2018年製作の映画)
4.2
チリ発ストップモーションアニメ作品。
チリの”コロニー”から逃走したマリアは、森の中の一軒家で二匹の子ブタと出会い共に暮らすものの悪夢のような出来事が訪れる…

ああ、とんでもないものを見てしまった…
全編カメラが止まることなく歪な造形が変容し続ける。しばらく脳裏から離れないでしょう。ここまで前衛的で偏執的な作品がしっかり日本でもヒットして上映館数が広がっているというのも素晴らしいですね。

冒頭の導入の映像が意外過ぎて喰らいました…。どうやらドイツ人カルト宗教団体(?) が過去に製作した映画を修復した、という突飛な設定。「骨」もそうだけどこの絶妙な設定は面白い。「コロニー」という名前から怪しすぎる村から脱走した少女が恐ろしい出来事に見舞われる様を恐ろしい映像で描いている、という…。マジでどれくらいの時間が制作にかかってるんだ。
鮭茶漬け

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