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オオカミの家のmakeabeelineのレビュー・感想・評価

オオカミの家(2018年製作の映画)
5.0
mariiaaー〜

いっっや〜久しぶりに作品作りとはこれだなあ。と思った。アートをすることを舐めるなよ。と釘を打たれた。デザインが画一されてきている現代。「イマドキ」を模倣すればお洒落?
そうだけどそうじゃない。最近本で見た言葉

「アーティストたちは、前の時代の讃えられた権威化した手法やアイデアを刷新する表現を発明し、またその表現を古く見せるような別の新しい表現をすることで美術史を重ねてきた。」

まさにこれを感じた。歴史や忘れてはいけない事実をアートで表現(それを作品全体の完成度を高めた上で)することは、本当に難しい。社会理解と技術、予算や信念。それを含めこの作品は時代の革命だと思う。私も表現者として、誰かの良いところを盗み「それっぽい」ばかりしていては時代は開けないぞ。って! !!
これには技術お金人脈時間全部必要。だけど、やらなきゃ私はずっと燻る。それがはっきりしただけでも収穫。とにかく、カッコよかった。😭

物語もコロニーがチリに向けたプロモーションビデオという絶妙にほんとの話で全部実話なんじゃないかとゾワゾワ。宗教味もたっぷり。
あとはやはり、表現が新しすぎる現代アートとか括ってられん。最高。ペイントアート良いなあ、、ーー

やはり、知識や思考は持たせるだけ無駄。という恐ろしいメッセージ🕳
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