スタンダード

ハイ・フライング・バード -目指せバスケの頂点-​​のスタンダードのレビュー・感想・評価

4.0
【吹き替えのすゝめ】


吹き替えをおススメします。


基本、会話劇がメインです。


にも関わらず、
登場人物の会話に起伏が乏しいです。


インテリキャラが多いため、
演者も敢えて、
感情を抑えた演技をしています。


しかも、
字幕の翻訳は無機質です。
お世話にも読みやすいとは言えません。


【ロックアウトとは?】


家庭に例えると、
『親が子からゲーム機を取り上げた』
ような状況です。


『ワガママを言うなら』
『楽しみを取り上げる』
そんな発想です。


友達の多い子は、
『友人宅でゲームができる』


しかしボッチは、
『行儀良くなきゃゲームができない』


ゲームができないストレスで、
やがて万引きをしてしまう。


【アッラーにもすがる思い】


ロックアウト中、
『プロ選手は試合ができない』
要は収入源がなくなる。


『若い選手は金に困る』
『そして闇金に手を出す』


そして、
『代理人(おじいちゃん)に泣きつく』


【スター選手とは?】


イチローが言っていました。
『近代野球は』
『頭を使う必要がない』


選手のマネジメントは、
全て雇用主がやってくれる。


選手は自分の力で、
ブランディングをする必要がない。


自分の価値を示して、
プロの世界を活気づける。
新庄のようなスターが不在である。


プロであるにも関わらず、
『支出する側の人間』
という意識が抜けきっていない。


【水先案内人】


選手たちはプロである以上、
『収益を産み出す創出者』
である自覚を持たねばならない。


いつまでも、
『お金を得ては垂れ流す』ような、
『穴のあいた桶』のままではいられない。


『穴の補修は代理人がしてくれる』
しかし、
『水を汲むのは選手の役目である』


『風(ロックアウト)が吹けば』
『桶屋(オーナー)が儲かる』ような、
『収益構造があってはならない』


『プロは決闘者(血統書)である』
いつまでも、
『アマ(野良)を気取る余裕はない』


【🥭ス🍑】


『翻訳が無機質』
とは言いましたけど、
主人公がスピーチをするシーンは、
『字幕でも感動しました』


多分、
『普段は淡々としている主人公に』
『あの一瞬だけ情熱が宿っていた』
からだと思います。