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ジョジョ・ラビットのSYUのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
5.0
2020/01/20
2020年7本目(劇場4本目)
2020劇場鑑賞4位
監督 タイカ・ワイティティ
ローマン・グリフィン・デイビス
トーマサイン・マッケンジー

【愛に抱かれ、悲しみを経て、真実を知り大人になる】

第二次世界大戦終盤のドイツ、ヒトラーを敬愛する10歳の少年ジョジョが、彼の自宅に密かに隠れていたユダヤ人の少女エルサとの触れ合いの中で成長していく様を描いたヒューマンドラマ。

ホントは気弱で心優しいくせに、精一杯の強気を見せるジョジョ、エルサとの交流シーンがなんとも愛らしい。
母親役のS・ヨハンソン、教官役S・ロックウェルが素晴らしい演技、そして空想のアドルフ役の監督タイカ・ワイティティの狂気。

コミカルに、ときおりブラックに進みながら、突如訪れる衝撃、悲しくて辛くて思わず涙が溢れてしまった。

それでも前を向くジョジョ、表情が終盤に向けて逞しくなっていく、クライマックスの迫力も見事。

そして、今作のラストシーンはホントに素晴らしい、こんなに爽やかで晴れ晴れなラストは久しぶりな気がします。
デヴィッド・ボウイの歌声にまた涙が溢れてしまった、ズルいよこのラスト!

良い映画に出会ったと素直に思える一本、
これは良作です。

"僕等は自由だ! さあレッツダンス!"

追記 帰宅後速攻で「Heroes」ダウンロード、暫くヘビロテしそうです。
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