北斗星

新聞記者の北斗星のネタバレレビュー・内容・結末

新聞記者(2019年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます


日本アカデミー賞を受賞した作品だったのと、シム・ウンギョンが主演女優賞を受賞したときの初々しさがとても印象的で見てみようとレンタルしました。

なかなか面白い。特に記者の吉岡がいい。
本物っぽかった。

ただ、せっかく記事にしたのに、松坂桃李の上司に外務省に帰りたくないか?と餌をばらまかれて、結局食いついてしまったようなラスト。
覚悟が足りなすぎ。中途半端。

それなら、最初から足を突っ込まないか、吉岡に接近するのは止めておけば良かったのに…。

私は、彼が例え守るべき家族がいても、それでも肚を決めて不正を暴こうと決断したのかと思った。

あと、私は随所で松坂桃李の奥さんや赤ちゃんが、いつ危ない目にあうんじゃないかと、そこに一番ハラハラした。
結局、国家と言っても人の命まではとらないのか?
それともこれはフィクションだから??

ラスト、松坂桃李が顔色悪かったから、まさか腹を刺されたのでは??と思った。
それか車に飛び込む前の一瞬を撮ったのか?

そして、シムウンギョンのアップの次にいきなりエンドロール!

え??最後どうなったの??と、もう一度逆戻りした。そしたら、松坂桃李が『ごめん』と呟いてた。
シムウンギョンも、一瞬目を見開いたが、そのあと、納得したような表情に見えたのは、私だけでしょうか?

ただ、官僚の職場が暗すぎるし、ぎゅうぎゅう詰めすぎて、テレアポとってんじゃないんだから…と、逆にリアリティーがない。

シム・ウンギョンはとても好感が持てる。
『怪しい彼女』の女優さんだと後で知ってビックリ!!
記者役では殆んど素っぴんに近かったので、同一人物に見えなかった。

でも、魅力的な女優さんだと当時も思ってた。やはり、韓国の女優さんは肌がめちゃめちゃキレイ。しかも透き通るように色白。
アカデミー賞の時も『受賞するとは全く思ってなかったので、挨拶も何も考えてなかった』と号泣。日本の女優よりかえって好感がもてる人柄。
北斗星

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