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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネスのYUIのレビュー・感想・評価

3.8
【サム・ライミが描く摩訶不思議な世界】

これは公開当時賛否両論がきっぱり分かれていて気になっていた作品。
主なキャラクターは過去のMARVEL作品で活躍してきたドクター・ストレンジとスカーレット・ウィッチ(ワンダ)。

私はDisney+で先に『ワンダヴィジョン』を全て見た上での鑑賞でした。

個人的な意見ですが、賛否両論分かれている要因の一つに"ワンダヴィジョンを事前に見たかどうか"が考えられると思うんですよね。
『ワンダヴィジョン』を見た人なら、ワンダが今まで歩んだ壮絶な人生や愛する人を次々と失う悲しみ、そして悲しみがエスカレートして闇落ちする経緯を知っているはず。

あとできれば予習しておきたいのが
・『What if…』1話(キャプテンカーターの話)
・『ロキ』ドラマシリーズ
・『X-MEN』(これに関してはキャラクターの知識さえあれば十分なので、最初の一作だけでも見ておけば大丈夫です!)
の3作。
『ロキ』はこの作品でキーになってくるマルチバースの仕組みを理解する上で欠かせません。
『What if…』と『X-MEN』はキャラクターがこの作品に関係してくるので、出来れば事前に見ておくとより楽しめるはず!
(全てDisney+で視聴できます!)


この物語のキーとなるのはやはりワンダ。
今までのMARVEL作品ではワンダはアベンジャーズの一員として勇敢に戦い、『アベンジャーズ エンドゲーム』ではドクターストレンジと同じ陣営で戦っていました。

…しかし!?
この映画に出てくるワンダ、怖すぎる!!😨
友達に聞いた感想の第一声が「もはやホラー映画」だったのも納得。
今までのイメージを覆すぐらい闇落ちしてるしストレンジ先生の"敵"として描かれているのが怖かった。

確かに今までのMARVEL作品で描かれていた通り、ワンダは両親、双子の弟、最愛の人を次々と亡くしている悲劇のヒロイン。
それがここにきて闇落ち→悪役になってしまうなんて悲しすぎる😢

その反面、今回はストレンジ先生の相棒として新キャラ「アメリカ・チャベス」が登場!
マルチバースを行き来できる特殊能力を持つので、今後もMARVEL作品に大きく関わってくるでしょう👀
終盤のお馴染み「オマケ映像」ではシャーリーズ・セロン演じるクレアも登場。彼女も今後重要になってきそうですね!

そしてサム・ライミが監督というだけあって、結構グロシーンもありました。ミステリー、ホラーの要素たっぷり。映画館で見ていたらきっと心臓止まってました。😨笑

また物語の終盤でワンダが気になる描かれ方をしていたのが物議を呼んでいましたね。
今後ワンダがどう関わってくるのか楽しみです。
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