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クーリエ:最高機密の運び屋のnaoズfirmのレビュー・感想・評価

3.6

名もなき者🎬

ストーリーは1960年代初頭を舞台にCIAとMI6から依頼を受けた主人公が母国の為、危険な任務に就く姿を描いた作品でした。作品は核戦争の危機を防いだ英国人セールスマンを軸に、国家を越えた友情が描かれていました。今作はスパイ映画のテンプレであるドンパチ・ド派手なアクションはなく、重厚な人間ドラマが繰り広げられていました。彼の活躍がなければ第三次世界大戦が勃発していたと考えるとその功績は計り知れません。今作で印象的だったのがグレヴィル・ウィンがオレグを救うために自らソ連に向かうシーンです。ソ連に捕まりみるみる痩せていく姿かベネディクト・カンバーバッチの役者魂をヒシヒシと感じました。立場の違えど、家族を持ち平和を願うという意味では同じ気持ちの2人が、一つの目的のために手を取り合う姿は心揺さぶるモノがありました。
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