ひなた

ジョナサン ふたつの顔の男のひなたのレビュー・感想・評価

3.8
7時からのジョナサン、
19時からのジョン、
1つの体を2人の人格で分けあう。

映画自体はジョナサンの視点で描かれてるんだけど、好きなシチュエーションが多すぎて心の葛藤を想像しながら悶えそうになった。

同じスペックで違うのは心のみ。
自分が持っていないことへの不安や憧れは嫉妬との隣り合わせでもあり、無意識なのかわざと表に出さないのか、大胆な行動に結構ハラハラさせられるんだよ。。
一方で直接姿を表さないジョンは彼を想像しながらも、どちらか一方だけに肩入れ出来ない状況がみている側の気持ちも揺さぶってくる。

これまでは決して感じることのできなかったお互いが温もりを感じながら会話しているようなシーンがとても印象に残った。

上映後にトークショーもあって、
そういう考え方もあるんだ!!!
というのも面白かったんだけど、自分はてっきり北欧を目指してたのかと…。
随所にちりばめられた情報を発見することで自分なりの解釈が出来る映画だけど、凄くシンプルでもあるから内容そのものが難しいとかではないし、そのまま素直に理解して完結させることができるから、他の人の感想読むなら見終わってからの方が良いかも。。

あと、出演者に名前があったからナイスガイズ以来かと楽しみにしていたマッド・ボマー…。
他の人でも良くね??程度のほんのわずかな出演だったw
ひなた

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