緑

団鬼六 黒薔薇夫人の緑のネタバレレビュー・内容・結末

団鬼六 黒薔薇夫人(1978年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

原作は昔読んだと思うが内容の記憶なし。

夫人が拐われ、犯され、苛まれという
団鬼六の書くSMをオーソドックスに一通り。
プレイ内容は、
緊縛/浣腸/鞭/異物挿入/野外露出/
性器拡張/蝋燭/愛玩ではないペットプレイ。
アルコール浣腸は危ない。
太い綿ロープ一重での緊縛の出来は
ロマンポルノにありがちなひどさだったが、
エロシーンがちゃんとエロで、
自分が観るロマンポルノとしては、
珍しくポルノとして観応えがあった。

腹上死やお試しでの逆さ吊りから
落下での死亡も大概だが、
本作で一番のトンデモは、
火事から逃げようとした新聞社社員が、
ドアのガラスを破ったはいいものの
割れたガラスの尖ったところが
首に刺さっての死亡。
絶対そうはならんやろ!

ラストは全裸で檻に入った夫人と
旦那部下が拐われ、
トラックで運ばれながらまぐわっていたら
事故って檻が高速道路から落下して
ふたりとも死亡。
からの、
途中で旦那部下に目覚めさせられた嫁が、
梁に縄を掛けて自縛自吊り練習光景で終劇。
落下で終わりより余韻があってよかった。

映画そのものには関係ないが、
上映中にちょいちょいガラケーで
スクリーンを撮影している人がいた。
一般映画館のように映画泥棒CMがなくても
非常識が過ぎる。
緑