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父から息子へ ~戦火の国より~のeigajikouのレビュー・感想・評価

4.2
胸が潰れそうになった『それでも僕は帰る ~シリア 若者たちが求め続けたふるさと~』のタラール・デルキ監督がシリアへ帰りサラフィー・ジハード主義の理解者を装い取材、撮影した衝撃的な本作は、
2019年第91回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞にもノミネートされた。
ゲーテインスティトゥートの作品紹介を貼っておきます。
「ベルリン在住のシリア人映画監督タラル・デルキ(『それでも僕は帰る 〜シリア 若者たちが求め続けたふるさと〜』)は、本作品の制作にあたりシリア北部の家族に2年半にわたり密着した。シリアで活動するアルカイダの関連組織ヌスラ戦線のメンバーを父親に持つ一家の元に滞在する。客として迎え入れられた監督は、戦火を目の当たりにする子供たちの生活を見つめ、特に長男と次男の成長を追った。観客はあるイスラム主義者のプライベートな側面、息子たちをイスラム国家の戦士に育て上げようとする父親としての側面を目にする。戦争の残酷さと家庭生活の内側とが絡み合う深いヒューマニズムの上に成り立ったこのドキュメンタリー映画は、2018年ドイツ・ドキュメンタリー映画賞をはじめ数々の賞を受賞している。」
教育、成育環境の恐ろしさを突き付けられる。
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