きょむ

小さい魔女とワルプルギスの夜のきょむのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

映像がめちゃめちゃ綺麗。スイスとドイツの良いとこどりみたいな森の綺麗さと、小さい魔女が住むおうちやインテリアや魔女や村の子供たちの服とかほんとに可愛い。
蚤の市みたいなシーンもほんとひとつひとつが絵になるぐらい綺麗で可愛い。小さい魔女も可愛いし、カラスのアブラクサスも可愛いしいいキャラしてる。
ただ、この魔女さんがなかなかに子供っぽいなと思うところがあるし、そもそもワルプルギスの夜に招かれないのは未熟だからであって、こっそり忍び込んだらそらダメだろって感じ。
他の魔女たちが人間に害をなすタイプの悪い魔女だったから、まああのラストも仕方ないのかもしれんけど、そもそも事の発端は小さい魔女のワガママから始まってるもんだから、そのほかの魔女たちを皆カエルにしてしまうという仕打ちはどうなの、みたいな。
そこんところモヤモヤが残るのと、そうなると魔女は小さい魔女さん1人になるけど、それは大丈夫なの?ていう。
127歳はかなり若い魔女になるみたいだけど、小さい魔女さん、このあと何百年も1人+アブラクサスで生きていくんだろうか。
まあ児童文学だから、そこんところは深く考えるな、悪い魔女は懲らしめなきゃ!ということなのかな。
途中の人間の父子関係も、そんな簡単に修復します?って感じだし。
少々ストーリー的に甘い部分はあると思ったけど、子供向けなのと、映像がとにかく綺麗なので子供が見る分には良いと思う。
きょむ

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