掛谷拓也

フォードvsフェラーリの掛谷拓也のレビュー・感想・評価

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)
3.9
タイヤの焦げる臭いをかいでいるような気がした。迫力がある。スポーツに大企業の論理やマーケティングが介入する場面、個人が負けるのを見るのは辛いがモータースポーツは金がかかるので仕方がないのだろうか。レビューをいくつか見て、マイルズの最後の決断を大人になったと評価しているものがあった。それはどうなんだろ。癖のあるドライバーのケン・マイルズにクリスチャン・ベイルがいい。アメリカンサイコみがあると言えばある。とはいえ、モータースポーツの魅力がたっぷりで長さを感じない。お仕事映画としてもよくできている。アイアコッカが映画に出ているのは初めて見た。