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バタフライ・エフェクト レイプ∞リベンジのYSKのレビュー・感想・評価

1.1
ほんのわずかな変化でも、変化が起こらなかった状態とは全く別のものとなり、その後の状態が大きく変化していくために長期的な未来予測は不可能だと提唱された「バタフライ効果」をモチーフとした『バタフライ・エフェクト』という作品を決してリスペクトすることなくセックスあるいはレイプシーンをふんだんに撮影したいがためにタイムループを取り入れただけの誰も何も得をしない作品です

とりあえず基本構造として、女優の範田紗々はプロデューサーのセフレです
ある日プロデューサーを駅に送っていこうとしたところ後輩女優の佐倉絆と出くわします
その後佐倉絆は何かの事件の容疑者となり、範田紗々と佐倉絆が出くわした時間が何かの事件の犯行時刻となるようです

→佐倉絆と出くわしたことを証言すると、プロデューサーとの関係がバレたため仕事がなくなり、事務所社長に恨まれレイプされ殺されます
→佐倉絆と出くわしたことを証言しないと、佐倉絆の兄に逆恨みされレイプされ殺されます、この際なぜか佐倉絆の女性弁護士と事務所社長も協力し体を押さえつけたりします

こんな理屈も何も通っていないレイプするためだけのレイプシーンが15通りくらい繰り返される地獄のような時間が過ぎていきます
ちなみにレイプシーン目当てで見ましたが、範田紗々も佐倉絆も全くタイプではないので2回目からすでに苦痛でした
というか、レイプと同じ数だけ殺害シーンもあり、どちらも何度も何度も繰り返すにも関わらずそれらのシーンを碌に見せないのはなぜなのでしょうね

とりあえず色々あった末に事務所社長が殺された未来があるのですが、死体として寝転がっているのに普通にお腹が動いていたのがこの作品唯一の見どころです
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