構想段階でのホドロフスキー版、デヴィッドリンチ版のはまた違ったテイストだけどかなりドゥニヴェルヌーヴさが出ていて大満足!
ドゥニの作品はデカイ景色とかを長〜く描くだけでなんか精神世界にアクセスするのがめちゃ上手で、ターセムとかとの共通点を感じてすごい好きなんだよな。いうなれば"絵"の監督、というか。今回音楽も"絵"っぽくてすばらしかった。ホドロフスキーのときの鮮やかなメカやマシンのデザインとは真逆なかなりシックで砂だらけのメカたちも超かっこいい。とくにトンボ型のヘリ。
どちらかというとデヴィッドリンチ版のデロデロした雰囲気とはなんとなく引き継いでいて共通点を感じるものだった。ホドロフスキー版でデザインを担当していたギーガーっぽさも多少引き継いでいる。
とにかくトータルで絵作りのセンスが光るとても美しい作品だった。メッセージやブレードランナーもそうだったけど、この作品もたぶん繰り返し見れば見るほど好きになる作品だろうな
結構物語が複雑でスペースオペラとしては王道のストーリーなので専門用語も多いし、何度か見たい。
ポルカドットマン、ドラッグス、アクアマン、サノスのおっちゃんと歴代アメコミヘンテコ俳優が集合した映画でもある!サノスのおっちゃんは動きでサノスとわかる