けもっち

赤い闇 スターリンの冷たい大地でのけもっちのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ジェームズ・ノートン出演ってことでリストに入れてあったんだけど、実話に基づいた作品なので歴史を少し調べてから観てみた。五カ年計画とか大昔学校で習ったよな。

世界恐慌の中、なぜソ連だけが繁栄しているのか。それを疑問に思う英国人記者ジョーンズはその謎を解明するためモスクワから命懸けでウクライナ行きの汽車へ乗り込んだ…。

モスクワでは富裕層の乱痴気騒ぎ、かたやウクライナでは…。この世の地獄のようなウクライナの現状を目の当たりにしたジョーンズ。これを公表すれば数百万人の命が助かるかも知れない。賛同者はほぼいなくて、人質までとられて普通の人間なら諦めてしまうと思う。ジョーンズの記者としての信念がすごい。

実際その目で見たかどうかの違いなのか、記者としての資質の違いなのか、ジョーンズとは対象的なデュランティ。事実を知っていながら飢饉などないと嘘をつく。本当のことを言えば殺されてしまうんだろうけど。ジョーンズは若くして殺害されてしまったみたいだけど、ご存命ならもっともっと活躍されたんだろうな。

ジェームズ・ノートンってロシア関連の作品多いような気がする。独裁国家怖い。ウクライナの子供たちが歌う歌も怖かった…。
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