凄いものを見せられました。皮肉にもほどがある！でした。
あの３．１１から8年後、楢穂町役場に出向を命じられた楠は、助役の村井にフクシマの被災地各所を案内されるが・・・。
ここまでやっていいの？と思う位おかしく描かれていて、且つミュージカルと言っても良い今作。それはちょっと・・・という場面が散りばめられています。原発付近を2階建てバスで観光の提案内容とかは、ここまで皮肉っていいのか！と腰が抜けました。
何が何やらで進む一方、廃村になり100年後でないと再び戻れない村の風景や、まだまだ入り込んではいけない場所が多数ある等考えさせられる場面もあり。でもちょいちょい入って来る歌とかが逆に集中力を欠いてしまい途中で鑑賞を止め様と思ったのですが、クライマックスにとんでもない事が・・・。
口あんぐりで唖然としてしまう怒涛のクライマックス。
観る人によっては気分を害するかもしれません。
ご興味ある方はくれぐれも自己責任でご鑑賞下さい。
【余談】
主演の隆大介さんがなんか井の頭五郎に見えてしょうがなかったです。
また寺田農さんや宝田明さんなど脇を固める方が意外と大物でした。
が、私が一番驚いたのは役場の役員を、仮面ライダーキバで麻生恵を熱演した柳沢ななさんが演じられていたことでした。最近あまり見かけなかったので何か嬉しかったです。
