もりもりん

流転の地球/さまよえる地球のもりもりんのレビュー・感想・評価

3.4
中国2019年の春節映画。公開10日で中国での興行収入は30億元(約500億円)を突破する超大ヒットを記録。

映画の舞台は、2075年の地球。太陽の爆発が迫る中で、地球にいくつもの巨大なジェットエンジンを付けて、太陽系を脱出させるという地球規模の計画《流浪地球》が進行していた。その中で地球を救おうとする人々を描く壮大なSF映画。

映画館を出た直後の私の感想は「中国版アルマゲドンやん!」だった。
ツッコミどころ多いし、こういうSF映画って散々ハリウッドで作ってきたやん?何でいまさら中国で作る必要が?と思った。

でもこれは「偉大な中国の力」を見せる映画だったんだと後で気づいた。
「地球の危機」って、これまで散々使われたテーマだけど、これをハリウッドではなく、中国「が」作ることに意味があったんだな。
中国が宇宙開発を強力に進める今、中国が舞台のSF映画は、荒唐無稽ではなく現実味がある時代になってきた。

私が中国人だったら、この映画をとても誇りに感じられたと思う。

ツッコミどころは満載だけども、それはSF映画のお約束として温かい眼差しで楽しく観るのが正解かも。
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