ikumura

流転の地球/さまよえる地球のikumuraのレビュー・感想・評価

3.5
日本でも公開されて、みんなであーだこーだ言って欲しい、という期待を込めての評価(笑)
アメリカではAMCが中国資本に買収されてるせいもあるんでしょうか、
大々的に公開。

中国の威信をかけた、初のSF超大作。
旧正月に合わせた公開で、大ヒットになってます。
地球を破滅から救う、ハラハラドキドキのある意味パニック映画。
しかもこのミッション、2500年かかります。
ハリウッドなら相対性理論なりを駆使して時空をワープさせるでしょうが、
そこはさすが歴史の国。
100世代、がんばってもらいましょう(笑)
(ストーリーで扱わられるのはミッション開始後15年後くらいの危機です。
続編がいくらでも作れそう)。

まあ、正直、話の展開は初めから予想つきます。
あと、初めからピンチの連続、息つく暇もない。
出し惜しみしないのはさすがですが、グッタリしました(笑)

でも、なんかクセになるスケール感と、
やはり中国がこういう映画を作るようになったんだなというエポックメイキング感
地球を救うのは中国人、
協力するパートナーはヤンチャだけど熱いハートのロシア人、
肝心のとこでアシストしてくれる地球統一政府(多分国連の進化版)の人(ただの交信相手なので正体がよくわからないが)
がフランス語を喋ってたり、
ギリギリで日本人やイギリス人は駆けつけるのに
アメリカがほとんど無視されてたりとか(笑)
(↑国連の安保理常任理事国だからか、地球統一政府にも入ってはいるけど)
政治的なこともいろいろ考えさせられる。

簡単に言うと、ツッコミどこ満載だけど面白い!
あと、主人公(息子)の妹役が平手友梨奈に、おじいさん役が柄本明な見えて印象に残った、なんてどうでもいいか(笑)
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