レネリー

ミッドサマーのレネリーのレビュー・感想・評価

ミッドサマー(2019年製作の映画)
3.0
Blu-rayにて鑑賞

ヘレディタリー 継承の時は映画館で観るからこそ価値のある秀作というイメージでアリ・アスターの2作目も大いに期待した。
そもそもの幻影は『ウィッカーマン』という作品の様に、倫理的や人里離れすぎたコミュニティの沼に浸かってしまった若者達の悲劇的なお話を描き、恋愛観に対しての絶望感や孤独、トラウマにおける人間の心理から失恋による心の病を大いに反映している。
しかしながらも、我が国では絶賛の嵐で気分が悪くなる、頭がおかしくなるなどと話題性溢れる評価が多いがそんなこともない。どちらかというと前作ヘレディタリーほどの衝撃は無い。集団心理による評価が多数と思われる…。

結果的に見事な創造性で人間的ホラー映画が誕生したわけだが、個人的にA24の配給作品の中でも凡作と捉えざるを得ない。
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