サルバドール作「中毒」を演じるアルベルトの一人芝居がいい。
サルバドールの癒えることのない昔の愛が語られ、偶然にもその相手フェデリコの知るところとなる。それは結局、今を無為に生きているサルバドールの復活のきっかけにもなった。
サルバドールとフェデリコが似ていて混乱してしまったよ。
数十年前に苦しい思いで別れたの恋人との再会が、思いがけずあんないい笑顔で迎えられたなら、残りの人生は救われ、穏やかなものになるだろうな。映画の話なのにつくづく羨ましく思う。
子供の頃に住んでいた洞窟の家もいいし、今のサルバドール宅のインテリアがスペインらしくて素晴らしい。
幼いサルバドールがモデルのあの絵が欲しいなぁ。