Karen

TENET テネットのKarenのネタバレレビュー・内容・結末

TENET テネット(2020年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

初見の衝撃はこえられないものがあるけれど、2回目はまた違った面白さがある作品だった. 何度も観る好きな作品はいくつかあるけど、こんなに複数回観て飽きずにおもしろいと思える作品がこの世に存在するなんて冗談なしに驚いた. 映画は奥がふかいなあ〜 

インターステラーがゴリゴリにわかりやすく家族愛だったのでドラマ性に関しては比べられそうだけどこの映画、本当にそんなことないむしろわたしは今まででいちばん刺さってしまってる感じある. 最後の夕暮れしょうがなさそうに笑うニール(ロバート・パティンソン)の笑顔を観る映画なのでこれは!2回目に関しては絶対ニール目線で観る!と意気込んでわたしはあまりのニールへの巨大感情のぶつけどころがわからなくなって号泣してしまったほどなので、ぜひ最後にぐっときた人は2回目はニール目線で見てください. この世界、逆行するにはその分時間がかかるので、どれくらいの時間を彼がひとりで逆行してきたんだろうとか、嘘は常套句と言ってる上司で相棒の過去の姿にそっか〜ってちょっと切なくなってる感じとか(おそらく彼は任務に出される時も死ぬことを知らされずに過去へ送り込まれたのではなかろうか、とか)考え始めるとやばいですいろいろ情緒が死ぬ. でもおそらく、仲間のために命をかけることができるというこの一番難しい一点で彼らの根底にあるものは同じで、だからこそいい相棒になれたのだろうなと. からのカサブランカの台詞オマージュですからね. ありがとうTENET、まだあと何回か観ます
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