大好きなアニメの聖地巡礼で偶然出会った3人が、同じものが好きというだけで友情を育み影響しあって前に進む勇気を得るっていうそれこそ作品が生んだ魔法じゃん！さがしてた魔女見習いって自分たちなんだってタイトルすとんと回収。おジャ魔女観てなかったけど共感すごい。
大人になって現実いろいろほろ苦なの、実写だとどす黒い感じになるのをうまく抽象化して観た人の経験と記憶に委ねるの上手くいってたと思う。乗り越える壁は変わっても自分を奮い立たせる原動力が子供時代から変わらないというのは意外にあるよね。
3人とも子供の頃に（おジャ魔女と）出会ってそれからずっと好きなんだけどリアタイ組が1人しかいないっていうの良かった。世代フィルターではなくて作品の普遍的な魅力で語れるところ。
男オタクの大宮君、同じ趣味というだけでは人生に介入できない無力感がリアルだった。性別だけで険しいジャンルになる時代はもう要らないけど実生活が絡むとやっぱりね。SNSは楽だもの。
3人が一緒の場所で新しいことを始めるの、希望があって素敵なエンディングなんだけど危うさいっぱいだよね・・ その怖さを知るからこそのあの大宮君の距離感が合理的なんだけど。3人に幸あれ。
