Emi

9人の翻訳家 囚われたベストセラーのEmiのレビュー・感想・評価

3.8
サスペンス、フランス
フランスの人里離れた村にある洋館。全世界待望のミステリー小説「デダリュス」完結編の各国同時発売に向けて、各地から9人の翻訳家が集められた。翻訳家たちは外部との接触を一切禁止され、毎日20ページずつ渡される原稿を翻訳していく。しかしある夜、出版社社長のもとに「冒頭10ページをネットに公開した。24時間以内に500万ユーロを支払わなければ、次の100ページも公開する。要求を拒めば全ページを流出させる」という脅迫メールが届く。

エラリィ・クイーンよりよっぽどオリエント急行寄りだった、というのが率直な感想。
映画冒頭からアガサ・クリスティのオリエント急行殺人事件を思い浮かべてしまったが、途中でまさかのオリエント急行のワードも出てくるし、内容もまさかのまさかでダブってしまった。
これらの奥にあった1人の真の動機が最後の最後で明らかになるのもおもしろみの1つ。
気を抜いたところでのひっくり返し、が連続します。
ストーリーがシェルターの中で進んでいくからか「インシテミル」もチラついた。笑
暗い地下壕で展開していくせいか、派手さはあまり無いけれど楽しめる1本。
ラスト8言語が飛び交うシーンはスピード感あり、緊迫感と混沌がピークに達し楽しめた。
会話や絵の中に伏線が多くあるためながら見する作品ではないです😂
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