2回鑑賞。この映画の感想を何と書いていいやら。色んなことを考えさせられすぎて。
まず、私が面白かったのは登場する女性たちの描かれ方。
キジョンは貧乏家族の中で一番能力を持っていて、一番裕福な家庭に近付く可能性の高い人物。そして、このキャラクターが死んでしまうというアイロニー。まるで貧乏人は上に上がる事なんて出来ないと言わんばかり。
裕福家族の娘。一度では気付かなかったけど、この子は家の中であまりにもナチュラルに軽く扱われている。だからこそ外から来た素性も分からない家庭教師に興味を持ってしまうのか。そして家族の中で唯一'匂い'に気付かない。
裕福家族の妻。この妻のキャラクターやばい、この人はこの映画に必要不可欠。生まれた時から裕福な人間の純粋な残酷さと言うか。
とにかく言いたい事は沢山あるけど、もしこの映画で描かれるような貧乏な人間と自分自身を同一視する人がこれをみたら胸糞悪いだろうなと。
