2020/02/14
2020年15本目(劇場8本目)
2020劇場鑑賞6位
監督 ポン・ジュノ
ソン・ガンホ
イ・ソンギュン
チョ・ヨジョン
【陽の当たる場所】
半地下で暮らす貧しい一家が、ふとした事をきっかけに、高台に住む富裕層の家庭に入り込もうと企んでいく姿とその顛末を描いたドラマ。
㊗️オスカー受賞！
待ちに待って本日ついに地元で公開、一刻も早く見たくて、仕事なんかしてる場合じゃないと有給をとって鑑賞、できればアカデミー賞前に見たかったが仕方ありません。
評判通りの面白さでした。
口八丁手八丁、邪魔者は巧みに排除しながら、一人また一人と金持ち一家に入り込んでいく半地下家族、一方であまりにも世間知らずで隙だらけの金持ち一家、特に奥様が頭にくるくらい無垢、この家族の対比が秀逸。
ブラックコメディなテイストながら、常に何かが起きそうな緊張感が拭えない前半、
その予感が突如的中する、しかもその予想のはるか斜め上をいく展開に衝撃を受けた。
後半は、まさに怒涛の展開、コメディ、スリラー、ホラー、家族ドラマ、様々なジャンルを凝縮させ、やがて息をするのも忘れるような衝撃のクライマックスへとなだれ込こんでいく。
「殺人の追憶」のレビューでも書きましたが、かつて阪本順治監督をして「黒澤明の孫が日本ではなく、韓国で生まれた。まいった」といわしめたポン・ジュノ監督、改めてその凄さに脱帽した一本です。
"想像、予想、そして概念を超える衝撃の140分''
傑作です。
余談ですが、ジャージャーラーメンを見て、何故か無性に焼きそばUFOが食べたくなったのは自分だけでしょうか？
