紛れもない『壁女』
芸術家になる事だけを目指して頑張ってきた男ヘルマン
しかし努力に反して作品は受け入れられず母親にも邪魔者扱いされてしまう
しまいには彼の部屋を下宿人に貸すと言われてしまう
追い詰められたヘルマンは芸術家として成功しているオジに電話して救いを求める
するとオジにも昔そんな経験があり ある家に住み創作するとうまく行ったと聞く
その家を借りて作品を作っていくヘルマンだったのだが思うような作品が作れなくて苛立つ
すると壁に開いた穴からメモが出てくる
『落ち着いて 私が助けてあげる』と書いてある
穴を覗いてみるが何も見えない
またメモが出て来て 私に触れて と書いてある
恐る恐る壁の穴を触るとスポン!と何か丸いモノが出てくる
それを作品につけると何だかとても良い仕上がりになった
それをギャラリーのオーナーに持っていくが作品も見てもらえない
落ち込み作品を 道で店を出している男に渡して去ろうとするとヘルマンの作品見た人達が集まってくる
売ってくれと群がって大騒ぎになり その内にギャラリーのオーナーが外に出て来て作品を買ってくれる
貴方には才能がある…と契約の話も出る
ヘルマンは喜び帰って壁に報告
更に作品を作ろうと壁と仲良くしていく
いつの間にか話せるようになった壁は女性らしい声で『一緒にいてくれたらそれだけでいい』と話すが壁の要求はドンドンエスカレートしていくのだった…
壁と仕事のパートナーになったり かと思えば恋人のような要求をしてくる壁…
発送がとてもユニークな作品だった
壁がまるで恋人が浮気をしたときのように嫉妬したり拗ねたり泣いたり…
不思議なストーリーだった