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バオバオ フツウの家族のkyokoのレビュー・感想・評価

バオバオ フツウの家族(2018年製作の映画)
2.0
2組の同性カップルが協力し合って妊活する台湾発LGBTQ映画。

唐突な場面挿入や入り組んだ時系列が分かりづらい上にそれが何かしら映画的効果を生んでいるとも思えない、稚拙な編集。

レズビアンカップルのジョアンは妊娠ができない身体なのかよくわからないけど、妻シンディだけが負う妊娠出産という命に関わる行為に対する認識の甘さ、ゲイカップルの顛末に対する言動(そもそもこの2組の信頼関係がどれほどのものなのか分からない)など、何ひとつ共感できない。
まあ、シンディも幼なじみに残酷なことしてたけど。

稲川素子事務所の所属タレントみたいな俳優を使った演出のナニコレ感。それが監督がボウイのファンだからと知った瞬間怒りが倍増した。

セクシャルマイノリティーが子どもを持つことは身体的にも社会的にも難しい。当事者ではない自分がこの作品を批判すべきではないかもしれないが、少なくとも「チョコレートドーナツ」とは雲泥の差。
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