ヒトラーを殺し、その後ビッグフットを殺した男…のその後
分かりやすい「偉業」を為した人は、その偉業をもってして「語られて」しまう
だが、本人にとっては単なる「エピソードの一つ」に過ぎないのかもしれない
その人の「人生」の本質がそこにあるとは限らないのに…
ましてや彼の偉業は歴史の表舞台に出ることは決して無い
そんな彼を語る言葉はまだ残されているだろうか…
…いやあ、まだまだ語られていない偉人っているんですねぇ（大嘘）
イーストウッドもビックリの人生賛歌が染みる（些細な会話シーンが結構味わい深い。）
ダイナミックな場面転換も好み
ロシア人との髭剃りサスペンスや武器選びシーンのズームとかは実にタランティーノっぽくて好き
タイトル通りのＢ級モンスターバトルや戦争サスペンス、そして思いもよらない切ないラブストーリー…
多彩な「ジャンル」を横断する語り口
普通なら散らかってしまうだろうが、そこは「一人の男の人生」という軸がかろうじて繋ぎ止めているし、それが図らずも人生の本質を撫でている様な気さえする
