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約三十の嘘のharuのレビュー・感想・評価

約三十の嘘(2004年製作の映画)
3.5
1つの大きな嘘をついたら、それを隠すために小さな嘘を30個つかなくてはいけない。


3年ぶりに再集結した詐欺チーム。
過去のメンバー5人に、新メンバーの男が1人。
詐欺のシーンはなく、特急列車“トワイライトエクスプレス”の中でのメンバーたちの裏切り合いがメインストーリー。

まぁ、全員が全員、詐欺で得た大金を1人じめ(ないしは2人じめ)して電車から逃げようとするわけです。その理由は人それぞれ違うわけで、そこにドラマがあるという流れです。

裏切り合いには昔からの特別な愛情が絡んだり、過去の事件をひきづるマイナスな感情がひっかかってきたり、さらに目の前の数千万の大金まで絡んでくるもんだから、とにかく不協和音の連続。

視聴者である私も、誰の言葉も信じられないない状況がひたすら続きました。
よくできた脚本だと思いましたが、ちょっと騙し合いがひどすぎて、観ていて悲しい気持ちになるほどでした(笑)

映画というより、舞台を観ているような気分でしたかね。
落ちがわかった2回目は、ちょっと楽しみづらい内容かよしれません。
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