ふるふる

ダンガル きっと、つよくなる 〈オリジナル版〉のふるふるのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

インド映画って長尺すぎて、覚悟ができるまで観るの後回しにしがちやけど、結局毎回観賞後は涙流してるし、もっと早く観なかったことを後悔してるよな…笑
今作は全く同じパターンで、最高でした!

内容はインド版「巨人の星」。最初は父親の娘へのスパルタ加減に、怒りを覚えていたが、中盤あたりから少しずつお父さんの娘への愛情が垣間見えてきて、気付けば愛おしいお父さんキャラになっていた。

物語の軸はレスリングによって絆を深めていく親子の絆だが、その中にインドに根付く様々な社会問題が描かれていた。娘達が真摯にレスリングに向き合うきっかけとなった友達の「児童婚」や、女は家事をするものという「男尊女卑の文化」など。どのインド映画にも、切っても切り離せないテーマなんだろう。

あとは、やっぱりアーミル・カーンの役作りはインドの国宝級といえるレベルで凄まじい。「きっとうまくいく」ではおちゃらけた理系男子、「PK」では宇宙人、今作ではゴリゴリすぎるスポ根お父さん。天才すぎる。

まじで2時間40分という超長い時間があっという間に過ぎるくらい、見応え満点の作品でした。

ダンガル ダンガル〜〜
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