シネフィル母ちゃん

ウルフズ・コールのシネフィル母ちゃんのレビュー・感想・評価

ウルフズ・コール(2019年製作の映画)
3.5
潜水艦映画。
ジェラルド・バトラー主演の「ハンターキラー 潜航せよ」がなかなか面白かったので、ハリウッドとフランスの潜水艦映画の差を知りたくて鑑賞。
最初はそりゃもうハラハラドキドキして汗まみれ。ハリウッドと全然変わらないやんけ!アドレナリン出まくりやんけ!
って思ったけれど、最後まで観ると納得。
やはりコレはヨーロッパ映画だわ。
ハリウッドとやはり違かった。


大事な任務中になんでロマンス初めてんねん。ミッションもロマンスも同時スタートかい!

大事な任務の前日になんで麻薬吸ってんねん。

なんでプレッシャーに負けて途中で放棄しちゃった?
隣にいた大将もそりゃビックリしちゃうよね

と、結構主人公にツッコミポイント多発。
多分、ハンターキラーの潜水艦に乗ってたらジェラルド・バトラーも怒って1発は殴ってたと思う。
でも、その人間くささがヨーロッパ映画っぽい。生々しい。
主人公もやはり人間だし、プレッシャーから逃げたくもなるよね(それでもロマンスを始めるのはどうかと思ったが)

そしてなんといっても脇役の豪華さ。
大将役がアメリのニノだし、副艦長役がオマール・シー!!これにはびっくりした。
そして上司達は主人公と違って、芯がブレないのでかっこいいったらありゃしない。
だからこそ主人公の心の弱さが余計にわかる!
私は大将の勇姿に胸熱よ。艦長と副艦長の信頼関係にも涙。

これ、TOHOシャンテあたりで上映したら、それこそ少し年配の男性客にウケそう。