"ネコ差別だと言われてしまう"
"なんて器用な肉球なの!"
【STORY】
不正をしてホテルで働き始めたケイラは自分の立場を守るべく、ネズミ(ジェリー)駆除のためにネコ(トム)と手を組む。
実写の世界で、トムとジェリーがいつも通りのドタバタを展開!
【一言まとめ】
●違和感を薄める工夫の数々に感動
●人間と絡むとジェリーの害獣感が際立つ笑
●クズ役でも可愛さが勝ってしまうクロエ
●サントラはいつもの感じが良かったなぁ
【感想】
《トムジェリ3貫》3貫目
物語や構成は置いておいて、まずはトムジェリがいつも通りドタバタ喧嘩をしているのが実写世界になっても違和感をそこまで感じないようにするための数々の工夫に感動しました!
冒頭のハトに始まり、背景に紛れる犬など、動物を全員アニメキャラにして大量に登場させることで、トム達だけが浮いてしまうような雰囲気が一切なかった!巧いですね!!
実写に溶け込むアニメという技術に関しては『ロジャー・ラビット(1988)』の時点で成功しているので驚きはしませんが、それでもやっぱり凄いなあとは思うしワクワクしました。
周りの人々を驚かせながらトムジェリが橋の上を駆け抜けていくシーンとか、撮影楽しいだろうなぁ。
にしても、ピーターラビットといいジェリーといい、人間としっかり絡んだ瞬間から、普段は気にしない害獣感が5倍増しくらいになりますね笑
普通に迷惑な泥棒ですし笑
でも可愛いんだよな。バスタオル巻いて出てきた後に正装かのように素っ裸になってきたのとか笑ったな。
そして、クズ役でも可愛さが勝ってしまうクロエはやっぱり天使。
ちょこちょこオマージュネタがあるのも好き。ジョーカー風のドルーピーポスターとか、バットマンとか…クスッと来ました。
1つ言うなら、サントラはトムジェリらしくなさすぎて少しガッカリしました!
あんなダイナミックなブラス音楽じゃなくて、アニメシリーズみたいに動きに合わせたクラシカルでポップでジャズ要素もあるおしゃれな音楽が良かった…。
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観た回数:1回
直近の鑑賞:映画館(21.03.20)