ひらり

家なき子 希望の歌声のひらりのレビュー・感想・評価

家なき子 希望の歌声(2018年製作の映画)
4.5
名作なのに、家なき子読んだことも観たこともなかった。吹替版にて鑑賞。
両手を広げて歌うレミの歌声と姿が美しく、またフランスの自然がなんとも言えない美しさ。

レミと一緒に私の心は旅していた。
ヴィタリス親方に付いてって大丈夫なのかと怯え、親方を知り信頼、出会うもの全てに心ときめかされた。

出会う人が良い人とは限らない。
良い人との出会いは幸福感に包まれ、そうでないときは恐怖心が膨らみ怖かった。
登場人物に感情移入してしまいドキドキ、ハラハラ。

ヴィタリス親方の本物を見る目とレミを守り未来へ導く為に披露するヴァイオリン。自責の念に駆られながら生きてきた人生が音色となり解き放される。

哀しみと、優しさと、暖かさを奏でる音色が美しい。
ヴィタリスの本物の音色を知る女性が発する言葉に感動。

レミの優しさは2人の母からたっぷりの愛情をあたえられて育まれたものだろう
未来を切りひらいたレミの晩年の顔が幸せを物語っていた。
やすらぎと優しさをあたえるレミ♡
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