『ラスト・オブ・アス』などのペドロ・パスカル、『イエロージャケッツ』などのソフィー・サッチャーが主演。未開の惑星で父親を殺された少女と、殺した男が協力してサバイバルをする話。アダム・ドライバーの『65/シックスティ・ファイブ』から恐竜を抜いたような作品、つまりほとんど何も起きないが主演二人がとてもいいので割と好き。
🏆ゴールデン・ダストダス賞2023🏆
2023年総括、書いてなかった作品のレビューを簡単に済ませるついでに、今年の優秀作品を独断と偏見と贔屓で選び自己満足に浸ることを目的とするゴールデン・ダストダス賞2023。
今回は、助演男優賞。映画とドラマは統一しています。主演と助演の違いがきわどい作品もあるけど、クレジット順やポスターの名前の大きさなどで判断しています。
☆助演男優賞 ノミネート
クレス・バング『ノースマン 導かれし復讐者』… クライマックスの全裸決闘シーンの迫力は鬼気迫るものがあった。
綾野剛『最後まで行く』… 岡田准一と今年最高の顔芸対決。結婚式で気付いてしまった時の演技が最高。煽られ耐性低すぎて面白い。
ベン・ウィショー『ウーマン・トーキング』… 登場人物唯一の男性。ストーリーの書記係であり、審判であり、聖人である。
ライアン・ゴズリング『バービー』… 衝撃的なヴィジュアルでただのビーチの人を演じた。モージョ・道場・カサ・ハウス。
イライジャ・ウッド『イエロージャケッツ』シーズン2… 胡散臭すぎる自称私立探偵、可愛い顔してヤバい人にしか見えない。
モーガン・フリーマン『87分の1の人生』… 80代にしてキャリアハイなのではというレジェンド俳優。声がとても落ち着いていて優しい。
磯村勇斗『正欲』… 『最後まで行く』の小物臭いチンピラや、『今際の国のアリス』の死刑囚と同じ人とは思えない振り幅に毎回ビビる。今まで観た中で多分一番良い人の役。
ロバート・デ・ニーロ『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』… 紳士的な装いからは想像もできないほどのドス黒い邪心を持った権力者。悪意を感情として読み取ることが出来ない。
ネタ枠とか無く真面目に考えてしまいました。よくゴールデン・グローブ賞やアカデミー賞でノミネート発表されたのを見て、「あれ、この人の役って助演の扱いだったのか?」とか疑問に思うことがあります。今年でいえば『バービー』のライアン・ゴズリングは、この項目に入れたけどどっちなのかよく分からないです。
受賞は… ♬どぅるるるるrrr… (ドラムロール音)
🏆綾野剛『最後まで行く』です!
『ヤクザと家族』でやってたヤクザ役よりも、どう考えても危ない人になっちゃってました。もはや漫画みたいなリアクションだけど、それを自分の顔面で表現できるのって凄いなと思いました、最後の顔凄すぎ怖すぎ。あと、眼鏡をかけたインテリの人が怒りを抑えてピクピクしてるのを観るのって最高に面白いです。
以上、助演男優賞部門でした。