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August Underground(原題)のizuのレビュー・感想・評価

August Underground(原題)(2001年製作の映画)
3.6
人を殺すのを何とも思ってない、人を殺すのはただの趣味で、監禁も拷問も全てただの趣味。とりあえず楽しいからやってる。気分が良くなるからやってる。普通の人で言うと、読書やゲームのようなもの。好きだからやっている、ただそれだけ。

とか言ってそうな若い男達がそこらへんにいる人をボコって監禁して拷問してぬっ殺すだけの映画とも呼べないような何か。ちなみに大問題作。

この作品にはとあるプロットがあって、「あなたが町を歩いている時、1本のビデオを見つけそれを家に持ち帰り再生してみました。するとこの映像が流れた事を考えて見て下さい。」というようなもの。
いや、死ぬほど怖いわ。

本作は限りなく「スナッフフィルム」を再現していて、画質も鬼悪いしぼやぼやしてるし、終始手元カメラの映像。
よく「グロい!これはやばい!!ぎゃあ!!!!」と言われていたり検索してはいけないウィキにページがあるくらいだけど実際はグロさはほぼ無い。
人をボコる所も監禁拷問とかも、良く比較される「ボミットゴアシリーズ」に比べると全くグロさなんてものは無い。
が、人を襲ってる若者達の性格とか態度がある意味ありえないくらいグロい。

上記に述べた通りこの若者達は人を殺すのをなんとも思ってないような輩なので、いくらボコっても次第に弱っていく被害者を見てケラケラ笑っているほど。
というか終始ケラケラ笑いながら、ヘラヘラ犯罪を犯していて最高に気分が悪い。不快そのもの。

最初に出てきた既に死にかけの女性、左乳首は既に切り取られており血まみれで椅子に固定され糞尿も垂れ流し。
足元に置いてある皿に糞尿が溜まりまくってるのは汚くて良かった。

そしてどこぞやの「Atroz」で見た傷口うんこ塗り。この手の映画で椅子に拘束された人は傷口にうんちこを塗られる宿命でもあるのか。

コンビニで行っていた行為も全てが不快という言葉へと一直線に繋がるもので、気分が良くなるシーンなんか微塵も無かったな~。

でもね、ここまで言っておいて難だけど実際ゴアゴアのゴアしてるわけでもなくゲロゲロのウンゲロしてるわけでもなく、あくまで「疑似スナッフ」として作られているから正直あんまり好みでは無かったという印象。

もちろん残虐さも若者達の笑い声の不快度とか凄かったけど、「ボミットゴア」の方がゴアゴアしてるしおえおえしてるし好みだった。
私は汚物ゴア好きなのでこんな事言ってますが、逆に汚物ゴアとかより疑似スナッフとか拷問系が好きな人はこっちの方が好きそう。
要するに好みです。ちなみに映画としての面白さは微塵も無い。

視聴 2023年9月17日
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