kazu1961

架空OL日記のkazu1961のレビュー・感想・評価

架空OL日記(2020年製作の映画)
3.8
▪️Title : 「架空OL日記」
Original Title : ※※※
▪️Release Date:2020/02/28
▪️Production Country: 日本
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record :2020-116
▪️My Review
やっぱり、女子同士で観て、あーでもないこーでもない言って自分達を重ね合わせながら観るそんな作品でしょうね。男性の私が観ても良いのか?と思ってしまうことも鑑賞中しばしば。。。
男性だと少し共感性が減るでしょうね。しかしながら、それでも十分面白い!!特に女装をしているわけではないのにだんだんバカリズムが女性に見えてくる絶妙な描写と世界観、これははまる女性達が多いのも肯けます。
話題になったドラマの映画なんですけども、ドラマから決してスケールアップしたんではないようです。これ映画?でも面白いからいいや!と思えるとてもチャーミングな作品ですね。
ほんと、起承転結がなく、エピソードの積み重ねで、バカリズムが演じる「私」とOLたちの日常を見せていくだけの内容だからです。しかしなごらこれが面白いんですね。
それは、女優陣の演技のなせる技でしょうか?「私」を取り巻く銀行のゆかいな仲間たちのキャラが立っていて、彼女たちを演じる女優陣が抜群の演技力で作品を支えているからですね。
そう、ドラマでも「仕事して、飲んで、恋して、悪口言って…」といったOLたちによる物語は、放送が開始されるとすぐに多くの女性の支持を獲得たんですものね。

もともとは、バカリズムが2006年から実に3年もの間、銀行に勤めるOLになりきり、日々のあれこれをこっそり綴っていたブログが出発点。リアル過ぎる日常は、多くの読者を「本物のOLだ」と信じ込ませ、著者の正体がバカリズムだと分かった時は一躍話題騒然となりました。そして、そのブログを書籍化した「架空OL日記」を原作とした連続ドラマ(2017年)では、OLの主人公=“私”役を、バカリズムが演じたんですね。夏帆、臼田あさ美、佐藤玲、山田真歩、三浦透子といった女優陣が演じるOL軍団に、バカリズムがそのままの姿で溶け込む様子は、視聴者にさらなる衝撃を与えると同時に多くのファンを生み出しました。ドラマは脚本家にとって最も名誉ある「第36回向田邦子賞」を受賞するという快挙を成し遂げたんですね。(参考:公式HP)

そして映画化、「映画だから」と大風呂敷を広げることは一切なし。ドラマと同じく銀行で働く彼女達の日常が、淡々とユーモラスに(時に辛辣に!)なんとも言えない絶妙な空気感で描かれていきます。
主演のバカリズムを筆頭に、メインキャストは続投。新たなキャストとして、「新聞記者」のシム・ウンギョン、日本からは坂井真紀、志田未来、石橋菜津美らが参加。監督はドラマと同じく住田崇が務め、さらにリアルでクレイジーなバカリズムワールドを映し出しています!!

▪️Overview
お笑い芸人のバカリズムが主演や脚本を務め、2017年に放送された連続ドラマの劇場版。原作は、バカリズムが06年から3年間、銀行勤めのOLのフリをしてネット上につづり、働く女性の心理や日常がリアルに描かれていると話題を集めたブログを書籍化した「架空OL日記」。憂鬱な月曜日の朝、銀行員OLの“私”は、眠気に耐えながらもメイクし、家を出る。満員電車に揺られ、職場の最寄り駅で仲良しの同期マキと合流。職場社に着つくと、後輩のサエや入社8年目の小峰、10年目の酒木も加わり、いつものように更衣室で就業前のおしゃべりに花を咲かせ……。“私”をバカリズム自ら演じるほか、マキ役の夏帆をはじめ、同僚OL役の臼田あさ美、佐藤玲、山田真歩、三浦透子がドラマ版から続投。「新聞記者」のシム・ウンギョンや坂井真紀、志田未来、石橋菜津美が劇場版の新キャストとして加わった。(引用:映画.com)
kazu1961

kazu1961