おしえて！ドクター・ルースのガルベスのネタバレレビュー・内容・結末

「おしえて！ドクター・ルース」を鑑賞。
90歳の女性セックス・セラピストの半生を振り返るドキュメンタリー映画。
性の悩みを抱える人々を専門的知識と人徳で救ってきたドクター・ルース。
ナチス支配下にドイツ系ユダヤ人として生まれた彼女は、スイスに疎開していたので生き延びることができたが両親と祖母をホロコーストで失ってしまう。
終戦後にはパレスチナへと渡り、身長140cmながらスナイパーとして活動。
最初の結婚を機にアメリカへと渡り娘をもうけるも、持ち前の向学心を発揮し博士号を取得するまでになる。後に離婚しシングルマザーとなるがキャリアを積んで赤裸々な性の悩みに答えるラジオ番組のパーソナリティとなり一躍脚光を浴びる。
周囲から偏見や好奇の目で見られても意に介さずブレずに発言。
最愛の3人目の夫や家族との仲睦まじい関係、性差別に対し真摯に向き合い悩める人々を快活に鼓舞する様に虜になる。
「RBG 最強の85才」と併せて観ておきたい、優れた作品。